故人様の遺品をどうするかで意見が分かれたときは遺品供養の提案を
もうすぐ8月になりますね。今月に入って、未曽有の豪雨災害が全国各地で起こり、以来、身近な人が災害の被害に遭っていないか、大切な人が熱中症にかかっていないかなど気にかけることが多くなったような気がします。
はじめまして。遺品整理プロスタッフの石田です。
サイトのリニューアルを機にコラムをはじめることになりました。定期的に更新していく予定ですので、これからお付き合いいただけますと幸いです。
8月といえば、待ちに待った夏休みの時期ですが、プールやキャンプの予定を立てている方もいれば、大切なご家族を亡くされて、今年、初盆を迎える方も多いのではないでしょうか。
お盆に、兄弟、親戚が集まり、法事法要を行ったときに、もしかすると、お亡くなりになられた故人様の生前ご愛用されていた品々を形見分けするところもあるのではないでしょうか。
また、形見分けに至らなかった遺品をどうするか話し合う機会もあるかとは思います。そんなとき、多くのご家庭で意見が分かれるようです。
故人への想いは人それぞれ
「亡くなったばかりやのに荷物まで捨てるんか、悲しみが増すし、まだ早すぎるわ」
「今度はいつ、みんなで集まれるかわからへんやろ、今のうちにやっときたいんや」
そこから、
「愛着ないんか、あまりにも薄情すぎるで」
「このまま放置するのもどうかと思うわ」
とお互い、故人への想いがあふれ、感情論に走り、ぶつかることだってあります。
整理ではなく供養の提案を
私ども遺品整理をさせていただいている立場からいわせていただくと、まずは、遺品の供養をしてあげることをオススメいたします。
そもそも、整理という言葉、捨てることだと拡大解釈されている方も多くいらっしゃるのですが、整理とは、本来、要るものと要らないものに分けることを意味します。
故人様が遺されたもので、棺に入れてあげることができなかったもの、一般のごみとして捨てるのは抵抗があるものは、遺品供養に向いています。まずは遺品供養すべきものを整理し分別してあげることです。
お話合いの際は、「遺品整理がしたい」ではなく「遺品供養をしたい」と説明をすることでスムーズに事が運ぶのではないかと思われます。