遺産相続を猛反対された長男のお嫁さん、その理由はお金?
もうすぐ、夏の全国高校野球選手権大会が始まりますね。私も子どもの頃、甲子園球場に観に行ったことがあります。ジリジリと照りつける強い日差しの下、かちわり氷を額や首に当てながら、高校生のお兄さんたちの応援をしていたのがいい思い出です。
こんにちは。遺品整理プロスタッフの石田です。
ここのところ、仕事を終えると自宅にまっすぐ帰り、ビールを飲みながら、読書をするのが日課となっています。
最近、読んだのは、
1万人の人生を見たベテラン弁護士が教える「運の良くなる生き方」(東洋経済新報社)
という本で、
大阪市に事務所を構えておられる西中務さんという弁護士の先生が書かれたものです。
どうして、この本を買ったのかというと、
“人の役に立つ”ことをすれば、“神さまが喜び”運が開ける
と本の帯に書かれていたからです。
人様のお役に立ちたい、この気持ちから遺品整理の仕事を始めた私。運が開けるとはどういうことなんだろうと手にとったのでした。
今回は、本のなかで印象に残ったエピソードをひとつご紹介したいと思います。
遺産相続を猛反対された長男のお嫁さんのエピソード
人の役に立つことをすれば運が開けるというのですが、本を読みはじめると、立派なことをしても運を落とす人がいると書かれていたのです。
その例として、長年、高齢の姑さんを介護してきた長男のお嫁さんのエピソードが載っていました。
献身的な介護で、感謝をしていた姑さんは、そのお嫁さんに遺産の大半を相続させると遺言に書き残していたそうです。
しかし、姑さんがお亡くなりになったあと、実の子たちから猛反対されたのです。それは、財産を取られたくないといった単純な理由ではありませんでした。
大切なのは日頃の心構えなのだと気付かされた
お嫁さんは姑さんの面倒を長年看てきた、その点は誰も否定しようがない事実で、とても感謝していました。
しかし、お嫁さんは日頃から「私がやってあげてるんや。感謝して当然やろ」という態度だったのです。そういう人に遺産を相続してほしくなかったのです。
謙虚さがないと運が逃げていくという意味で、大切なのは日頃の気持ちだったのです。
私も日々の言動に謙虚な気持ちが欠けていないかどうかを考えさせられた一冊となりました。