遺品整理のコストを抑えたい!業者選びや費用を安くするポイント

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故人の遺品をどうしようか悩んでいるときに役に立つのが遺品整理業者の利用です。遺品の量によっては、遺族だけで片づけるのがとても大変なケースも少なくありません。そんなときは便利なサービスを上手に活用しながら、故人の思い出が詰まった遺品を片づけていきましょう。ここでは、遺品整理にかかる費用を抑えるために役立つ情報をご紹介していきます。

各遺品整理業者を比較する

遺品整理業者は増加傾向にある

2017年時点で遺品整理を行う業者は全国に数多くあり、2000年前半に比べると業者数が右肩上がりになっています。そのため、利用者はニーズに合った業者を選ぶのが難しくなっている傾向です。

インターネットで情報を集める人も多いため、ホームページや広告で情報発信をしている業者が多いのが特徴といえます。コストを最小限にするなら、まずは数多くある業者のなかからサービス内容と料金を比較してみましょう。ひとつひとつの業者を比較しなくても一括査定ができるサイトもあるので上手に活用することがポイントです。

オプション料金や出張料金に注意

しかし、ここで気をつけたいのがオプション料金の発生についてです。基本料金は安くてもオプション料金が追加されると、ほかよりも費用が高くなってしまうことも考えられます。安易に価格だけを見比べるのではなくどのような作業をしてくれるのかをしっかりと確認することが大切です。

また、全国対応の業者でも出張料金が別途かかることもあるので、エリアをしぼり込んで業者を探すと良いでしょう。つい安さだけで業者を選んでしまう人もいますが、安心して作業を依頼できるかどうか見極めることも重要です。

リサイクルショップやネット買い取りを有効活用

遺品の買取で費用を削減

普段からリサイクルショップやネット買い取りサービスを利用している人もいるでしょう。これらのサービスを活用することで遺品整理にかかる費用を大幅に減らすことができます。まだ使える家具や価値のある小物や骨とう品などは想像以上の値がつく場合もあるので、まずは査定してもらうのがおすすめです。

リサイクルショップが近くにない場合や店舗まで運べないときには出張買い取りサービスを利用することもできます。家具のように大きなものを粗大ゴミに出すとなると処分料もそれなりにかかります。まだ使える物や価値がある物は捨てずに買い取ってもらいましょう。

買取サービスのある遺品整理業者もある

遺品整理業者のなかには、リサイクルショップへの持ち込みをしてくれたり買い取りサービスも利用できたりするところもあるので、事前に確認してみることがポイントです。処分料を浮かせつつ不用品を売って遺品整理費用の足しにすることもできます。

ネット買取の利用を検討してみる

また、ネット買い取りならリサイクルショップよりも高値で取引されることもあるでしょう。コレクターに人気のグッズや商品であればリサイクルショップよりもネット買い取りのほうが高値で取引される可能性があります。相場をリサーチしながらリサイクルショップとネット買い取りのどちらを利用するべきかを見極めましょう。ただし、すべての不用品を一括で査定してもらいたいのであれば、短時間で取引ができる出張サービスの利用が最適です。

ごみの処分など自分でできることは済ませておこう

簡単なゴミの処分は自分で済ませておく

遺族が遠方に住んでいるとなかなか自分たちで片づけを進めるのは難しいものです。交通費などを考えると、すべて業者に依頼したほうが安く済む場合もあります。

しかし、近場や一緒に住んでいた場合は、自分たちでできることを済ませておけば費用を安くすることにつながります。どこから手をつけたらいいのか悩んでしまう人もいますが、まずはゴミを処分しておくなど簡単なことから始めるのがおすすめです。遺品整理業者の料金システムは作業にあたるスタッフの人数や時間によって設定されているケースが多い傾向といえます。そのため、できることを済ませておけばそのぶんコスト削減が見込めます。

家電製品の処分には注意

粗大ゴミはひとつひとつ処分するよりもまとめて処分場に持ち込むほうがお得です。ただし、テレビや冷蔵庫などの家電製品はリサイクル料がかかるのでリサイクルショップを利用すると良いでしょう。遺品整理業者の主な作業は不用品や貴重品などの仕分け作業、ごみの処分や室内清掃です。生前整理が利用できる遺品整理業者も増えているので、少しずつ身の回りを片づけておくことで、家族への負担を最小限にすることもできるでしょう。

特殊清掃を要する場合はプロに依頼しましょう

部屋の状況によってはプロに依頼したほうがいいケースもあります。室内の汚れはもちろん、臭いを取り除くためには特殊清掃が必要になることもあるので、一度業者の立ち合いのもと査定してもらうと良いでしょう。なかには特殊清掃に対応していないところもあることを頭に入れながら業者を探すことも大切です。

 

遺品整理は想像以上に時間と体力を使います。さらに故人の思い出が詰まった遺品整理は遺族にとって心の負担も大きいものです。遺品整理業者のサーポートを受けながら無理なく作業を進めていきましょう。遺品の量や部屋の広さによっては料金が高くなってしまうことも考えられますが、自分たちでできることを済ませておくだけでコストを抑えた遺品整理をすることが可能です。